今回は、屋根の制作について。。。
日本の和風の屋根は、反りがあるのですが、この曲線のモデリングに苦労します。。。頂く図面に、細かい詳細がない時は、苦労しながら制作しております。
日本の屋根の造りには、主に以下のような種類があります。
切妻屋根(きりづまやね) 最も一般的な形状で、本を開いて伏せたような三角形の屋根です。シンプルで雨水が流れやすく、コストも抑えられます。
寄棟屋根(よせむねやね) 四方向に傾斜がある屋根で、切妻より風に強く、落ち着いた印象を与えます。和風住宅によく見られます。
入母屋屋根(いりもややね) 上部が切妻、下部が寄棟になった複合型で、格式高い印象があります。神社仏閣や伝統的な日本家屋に多く使われます。
片流れ屋根(かたながれやね) 一方向だけに傾斜した屋根で、モダンな住宅に人気があります。太陽光パネルの設置にも適しています。
陸屋根(ろくやね・りくやね) ほぼ平らな屋根で、鉄筋コンクリート造の建物やビルに多く見られます。
方形屋根(ほうぎょうやね) 四方向が同じ角度で傾斜し、頂点で集まる屋根。正方形や正方形に近い建物に適しています。
招き屋根(まねきやね) 切妻屋根の変形で、片側の軒が長く、もう片側が短い非対称な形状です。
それぞれの屋根には、見た目の美しさだけでなく、排水性、耐風性、建築コストなどの特徴があります。地域の気候や建物の用途によって適した形状が選ばれます。
以下の屋根は、入母屋屋根(いりもややね)の制作です。


反りの部分を作りこんでいきますが、曲線の表現をするのが一苦労です。
屋根の仕上げもまた、いろいろいあり、瓦や、ガルバリウム、コロニアルなどなど。。。
日本瓦をモデリングして配置する作業も、さらに一苦労です。

こんな苦労をしながらパース制作をしているので、時間がかかる事を理解して頂けると嬉しいと思う日々です。。。((+_+))

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